宝くじが当たらない人の特徴を、性格ではなく選んだ数字で調べました

宝くじが当たらない人の特徴を調べてここへ来た方が読んでいると思います。信じる心が足りない、感謝が足りない、といった話をいくつも読んだあとかもしれません。
ここでは性格の話をしません。選んだ数字の形を第1回から第2128回までの当選口数で採点しました。十の位を全部バラすと23点、間隔を均等にすると20点下がります。癖ごとに点数がつきました。
当たらない人の特徴として語られていること
検索して出てくるのは、だいたいこういう話です。
当たると信じていない。買ったことを忘れている。感謝の気持ちがない。財布や部屋が散らかっている。同じ売り場でしか買わない。
私も一通り読みました。読んでいて悪い気はしません。ただ、どれも確かめようがないのが引っかかりました。信じる気持ちの量を測る方法はありませんし、部屋の散らかり具合と当選番号を結びつけたデータも見当たりません。
そこで私は別の切り口を試すことにしました。性格ではなく、その人が実際にマークシートへ書いた6個の数字のほうを見る方法です。
数字なら測れます。第1回から第2128回までの当選口数が公表されているので、どういう形の数字のときに何人集まったかを数えれば、癖ごとの傾向が出ます。
売り場の人に聞いた話、という体裁の記事もありました。20年見てきて当たる人には共通点がある、といった内容です。面白く読めるのですが、売り場の人は誰がいくら当てたかを知りません。高額当選の受け取りは銀行の窓口で、売り場を通らないからです。
当たりやすさは、性格でも数字でも変わりません
先にはっきりさせておきます。
ロト6の1等は1/6,096,454です。43個から6個を選ぶ組み合わせが609万6,454通りあり、そのどれを選んでも当たる見込みは同じです。誕生日で組んでも、連番を入れても、変わりません。
抽せんが公正かどうかも自分で確かめています。43個の出方、曜日による違い、27年間の変化、ボーナス数字、前回との重なり。5つ検定にかけて全部が偶然の範囲でした。
だから当たらない人の特徴という言葉が、当たりにくい人という意味なら、そんな人はいません。全員が同じ確率で外れています。
ただ、当たったあとに違いが出ます。
ロト6の1等は当てた人全員で山分けします。同じ1等でも、その回に何人が同じ数字を書いたかで受け取る額が変わる。第1181回は2人で5億8,918万円、第230回は167人で181万円でした。
この意味でなら、特徴は数字に出ます。
癖ごとに点数をつけました
よくある選び方を1つずつ取り出して、その条件を満たす組み合わせを2,000通りずつ作りました。それを当選口数から作った物差しで採点します。
100点満点で、高いほど当選時に分ける人数が少なくなる形です。でたらめに選んだ場合が50点になるよう作ってあります。
癖ごとの点数(基準50点)
十の位を全部バラす … 28点(−23)
間隔を均等にする … 30点(−20)
下一桁を全部バラす … 38点(−12)
誕生日だけで組む … 41点(−10)
32以上を1個も入れない … 41点(−9)
連番を1つも入れない … 42点(−8)
6つとも、基準を下回りました。ここまで揃うとは思っていませんでした。
並べてから気づいたのですが、これは全部、攻略法として勧められている選び方でした。散らせ。偏らせるな。連番は避けろ。どの本にも書いてあります。
言われたとおりにやるほど点数が下がる、という結果になりました。
ひとつ断っておくと、この点数はその癖だけを満たす組み合わせの平均です。実際の6個は複数の癖を同時に持っているので、単純に足し算にはなりません。十の位をバラして、なおかつ間隔も均等なら、28点よりさらに下がります。
いちばん損をしていたのは、きれいに散らす癖でした
最下位は十の位を全部バラす選び方で、28点でした。1桁台から40番台まで、まんべんなく1つずつ置く形です。
次が間隔を均等にする癖で30点。6個が等間隔に並んでいる形です。
この2つが飛び抜けて低い理由は、やっている人がいちばん多いからだと私は考えています。
潮干狩りに似ています。浜辺は広いのに、みんな同じあたりを掘っている。掘りやすくて、いかにも貝がいそうな場所だからです。実際にはどこを掘っても貝の密度は変わらないのに、掘る人の密度だけが偏る。
ロト6の43個も同じでした。609万通りは平等にばらまかれているのに、人が選ぶ場所だけがごく狭い範囲に固まっている。私の6個も、数える前はそこにいました。
誕生日だけで組む癖が41点で、私が思っていたより悪くなかったのも同じ理由です。1から31までしか使わないのは確かに偏っていますが、散らす癖のほうが人数が多いぶん、混み方はきつくなっていました。
逆に、点数が上がる癖もあります
下がる癖があるなら、上がる癖もあるはずです。そう思って逆側も測りました。
点数が上がる選び方(基準50点)
連番を1つ入れる … 57点(+6)
32以上を2個以上入れる … 53点(+3)
下一桁を1組そろえる … 52点(+2)
上げ幅は下げ幅より小さいのですが、方向ははっきり出ています。
どれも攻略本が避けろと書いている形です。人が避けるので、そこは空いています。
ただし勘違いしないでいただきたいのは、連番を入れても当たりやすくはならないということです。1/6,096,454は変わりません。変わるのは、当たったときに何人と分けるかだけです。
そして上げ幅を見れば分かるとおり、癖を1つ変えたところで数点しか動きません。私も最初は連番を1つ足せば済むと思っていたので、ここは当てが外れました。28点を90点台まで持っていくには、6個の並び全体を組み直す必要があります。
上げ幅が小さいのには理由があります。避けられている形は、避けられているぶん種類が多いからです。連番を含む組み合わせは全体の3割ほどあり、そこへ散らばると1組あたりの人数は薄くなる。一方で「きれいに散らした形」は種類が限られているので、そこに集まると濃くなります。
まとめ|宝くじが当たらない人の特徴
調べて分かったことをまとめます。
当たりにくい人はいません。全員が同じ1/6,096,454で外れています。信じる心も、財布の状態も、当選番号には関係していませんでした。
ただ当たったときに取り分が減る人なら、数字にはっきり出ます。
十の位を全部バラす人は23点、間隔を均等にする人は20点、下一桁をバラす人は12点ぶん損をしていました。どれも攻略法として勧められている選び方です。
広い浜辺で、みんなが同じあたりを掘っている。当たらない人の特徴というより、私にはそういう話に見えました。







